昭和35〜36年頃の校内の様子
私たちが6年生になっていよいよ卒業を迎える頃になると、坂部先生はこまめに校内の様子や生徒たちの姿をカメラに収め貴重な記録を残してくださった。
(写真上)校庭にはニワトリやウサギなど小動物を飼育する小屋があり、生徒たちが当番制で世話をした。
(写真上)植物の栽培も生徒たちの役割。
校庭でスポーツを楽しむ6年1組の生徒たち。当時男の子の間で流行ったのは「天下町人」というボール遊び。ダンゴ回しの妙技で勝ち抜いて得意になる生徒もいたが、このダンゴ回しは反則行為(ホールディング)すれすれで、判定結果によっては揉め事が起きた。
天下町人」はドッヂボールを使ったボールゲームで、素手で行うテニスのようなボール遊び。コートは上の図のように4つに区切られている。自分以外のコートにボールを手で打ち込む(バレーボールの要領)。打ち込まれた方はワンバウンドで他のコートに打ち返す。コートの外へ打ち込むと負けになり、真ん中の「ドツボ」の円の中に打ち込んでも負けになる。勝ち抜くと町人→武士→大名→天下と出世していく。打ち込みのワザもさまざまあり「ダンゴ回し」のほかにも「バクダン落とし」というものもあった。
朝礼で整列する6年1組の生徒。
朝礼でラジオ体操。
校庭で6年1組の女子生徒。
教室内でトランプ遊びをする6年1組の女子生徒。
6年2組の授業風景